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The Battery Show North America 2025 出張レポート

株式会社スタッフ |

デトロイトの熱気を、そのまま。

10月6日〜9日、ミシガン州デトロイトで開催された
世界最大級のバッテリー展示会「The Battery Show North America 2025」
その現場を、STUFFの廣江が直接見てきました。

👉 公式サイトはこちら
https://www.thebatteryshow.com/en/home.html

現地ならではの気づきや、産業の“揺れ”を
まるっとまとめてレポートします。

現地で感じた違和感と、確かな兆し

会場は1,300社を超える巨大スケール。
しかし、今年はどこか違う空気も漂っていました。

  • 広い会場に空きブースが目立つ

  • 米国内企業が「静観」している気配

  • ヒアリングすると理由は“レアアース問題”

「米国はレアアースの産出・製造で中国に勝てない。
だから別材料のバッテリー構造へ移行しようとしている」

この潮流が、
既存のバッテリー展示領域の“熱量低下”につながっているようでした。

ただ、その一方で——
アメリカ独自の次世代アプローチが着実に進んでいる気配も。

日本企業の存在感と現場で得た学び

そんな変化の中でも、日本企業の存在感は健在でした。

  • 住友ベークライト様|燃えにくい素材開発

    https://www.sumibe.co.jp/topics/2024/hpp/0724_01/index.html

  • 第一実業様|バッテリー検査の新アイデア

  • 兼松様|電池材料のアプローチ

  • アイシン様・タナベ様・プロトワーク様|ハードウェア開発の妙

ハードウェア開発を行う立場として、
「これは実用化が近い」と感じる取り組みも多く、
非常に大きな刺激になりました。

また、JETRO視察プログラムにも参加し、
米国企業の戦略・現場感覚も深掘りできました。

アメリカは“中国・韓国と組まない未来”を描いている?

世界のバッテリー市場は中国・韓国が強い。
しかしデトロイトで見たのは、
「そこに乗らない」というアメリカ独自路線の模索でした。

  • 代替材料バッテリー

  • 専門領域のローカル化

  • 既存勢力への依存度を下げるサプライチェーン

世界の地図が少しずつ描き変わっていくような、
そんなダイナミックさを感じました。

デトロイトの“リアル”はこんな感じでした

移動には無料トラム「Q-Line」を使用。
昼は快適、でも夜は…うーん、ちょっとスリリング。

そしてポストシーズン中のMLBファンが
車内で大盛り上がり。
「野球の熱気こわっ…!」と思うほどのパッションでした。

宿泊したホテルは…
ここでは多くを語りません。
(ぜひオンラインMTGでお話しします。笑)

画像2

総括:現地で見えた「変わるアメリカ」と、STUFFの視点

バッテリー産業の中心地・デトロイトで感じたのは、

  • 既存技術の停滞ではなく

  • 次のステージへの静かな助走

でした。

その変化を捉えながら、
STUFFとしても“ハードウェア開発の伴走者”として
企業様の挑戦に寄り添っていきます。

もし、「現地の詳細をもっと知りたい」「技術動向を整理したい」などありましたら、
お気軽にご連絡ください。
ご訪問、オンラインでの技術ディスカッションも歓迎です!

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